委員会ネット中継の早期実現を!~文京区議会の透明性向上と住民の政治参加促進

地方議会で委員会をインターネット中継で生放送等をすることは、住民の一番身近な政治の透明性を向上させ、住民の政治参加を促進する上で非常に価値があることです。 

① 透明性の向上が不可欠です! 
住民が政治に参加するためには、政治の内容や過程を知ることが重要です。生放送によって、委員会での議論や決定過程が公開され、住民が政治に参加しやすくなります。 

② 議員の責任の強化もできます! 
委員会の生放送により、議員たちは自分たちの議論や決定が住民に公開されることを意識するようになります。議員は責任を持って政治を行うことになります。 

③ 情報の共有が図られます! 
委員会の生放送や録画で公開することにより、仕事や家事などの理由で傍聴できない人々にも、政治の情報を提供することができます。そもそも議事録がでるのは、早くて3週間後です。委員会での議論や決定について意見を述べやすくなります。 

④ 政治参加の促進 
委員会の生放送等により政治に関心を持つ住民が、自分たちの意見を議員たちに伝えたり、議員たちと議論を交わしたりすることで、地方政治がより民主的になります。 

是非、この4年の間、早期にインターネット中継を実現し、議会の透明性を高めるとともに、区民の皆さんとの状況共有を進めたいと思っています。 

ちなみに、4年前に提出された 「文京区議会インターネット議会中継に関する請願」は不採択になりました。
請願事項について不採択にした各委員(議員)の述べた理由は以下のようになります。 

令和元年9月 文京区議会インターネット議会中継に関する請願  

請願事項:

  1. 現在行われているインターネット議会中継の録画放映に加えて、リアルタイムで見ることができるライブ中継を早期に導入すること   
  2. 区長の施政方針・所信表明、一般質問に加えて、予算・決算特別委員会についてもライブ中継、録画放映を併用して議会を公開すること  
  3. 録画放映の公開時期を現在の「一般質問の最終日4日程度」よりも早めること   
  4. 各種委員会についても公開を検討すること 

【不採択理由】*要約です

実際の議事録はコチラ
▶ https://www.city.bunkyo.tokyo.dbsr.jp/608758?Template=document&Id=758#all:1

山本かずひと委員は、委員会のライブ中継を行うことを、文京区議会議員選挙制度と関連させ懸念を述べた。動画配信することによって個人の露出度といった公平性などの問題があることを指摘し様々な弊害等が出てくるとして1番と2番の案に不採択。3番と4番の案についても不採択を決定した。

田中かすみ委員は、現在の委員会の在り方や予算決算について、1人1人の持ち時間だとか、また運営の仕方も、そういったありのままリアルタイムで流していくには一定の議論が必要だと考えている。そのため、1番、2番、4番については不採択であり、3番については早めてほしいという提案に対して、3日程度にするなど努力をしているということで、公明党としても不採択という立場を取る。 

名取けんいち委員は、どの会派も公開に前向きだが、まだまだハードルがあると考え、会議体の中での話し合いが必要。自民党は、既に様々な議論を通じて開かれた議会について検討していると述べ、1項から4項までを不採択とした。 

田中和子委員は、議会のライブ中継や各委員会の公開について前向きではあるが、多くの課題があるため、現段階では採択できないと述べた。例えば、インターネット中継には時間制限の問題があることや、費用がかかること、委員会のやり方を変えなければならないこと、議会の質疑や答弁に関わる問題があることなどが挙げられた。ただし、議会の近代化を目指す意図は理解しており、今後も協議が必要であると語った。

インターネット議会中継

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